ブラックバイト 大内裕和・今野晴貴著

　ブラックという言葉が日常にあふれているが、一般的には、ブラック企業のことを指しますが、最近では、標題のような、ブラックバイトという言葉が存在します。ブラック企業が雇用するアルバイトは、当然ながら、ブラックバイトになります。目次をみるだけで、長時間労働・深夜労働・緊急の呼び出し・シフトの強要・ノルマ・罰金・自腹

等、正社員でも今ではほとんど聞かない、おどろおどろしい言葉が並びます。

　なぜ、そんな状況に追いこまれていますのでしょうか。

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 日本人全員とは、全く思いませんが、働くことへの責任感が強すぎるというか。間違った方向で努力（我慢）しているような気がします。やりたくない業務や嫌な人間関係を乗り越えても、我慢して何かを達成することに意義を感じていると思います。答えはすでに明確でありながら、あえて遠回りをしているような思いが拭えません。無駄というのは、恐れ多いですが、これからどんどん人がいらなくなる世界に突入する中で、少しずつ、働き方・生き方が変わっていけばいいなと思います。