ss531の書評ブログ

書評を書いていきます。

起業1年目の教科書 今井 隆著

 本著作は、起業について書かれていますが、一言でいえば、起業は、確かにリスクですが、リスクの取り方にもいろいろあり、一つづつ明確化すると、リスクを軽減できますよという話です。

 これは、そのとおりでよくわかないリスク、つまり、ただ漠然と起業は危険という話が私のの近くでは多すぎます。では、どこが危険なの、サラ―リーマンは、どこが安定なのと聞くと、曖昧な話が多く、プロセスではなく、印象のみで判断していいることが多いと思います。起業というとどうしても、多額の借金をして、その借金を返せなくて倒産するというイメージがつきまとうでしょうね。

 

 では、逆にサラリーマンや公務員が安定しているのかということです。

 私も10年以上サラリーマンをやってきましたが、会社の業績によって全く安定しているとは思えないと考えました。以前も記述しましたが、業界や社内で所属する部署により、天国と地獄とまではいいませんが、それに近い現状はあります。

 

 また、公務員についても、昔は安定しているといわれていましたが、今後は、AI化や税収不足のため、AI化が最終的に困難な部署への異動などが検討されているという話も聞きますので、非常に判断が分かれるところではないでしょうか。

 

 いずれにぜよ、どんな職業に就いたとしても、不安とリスクは付きまとうと思いますので、そのリスクをいかに分散していくかが、これからなすべきことであると感じました。

 

 

 

 

 

西日のあたる教室で 千原ジュニア著

 学校なんて地獄だった。

 

 千原ジュニアさんの考え方であるが、型にはまらない人、秀でた人は人と同じ状況、環境にいても見てることや考えていることが違う。

 

 苦痛で苦痛で仕方ないから、別の場所で、自分の世界を作る、それを表現する。それが、熟成され評価される。

 

 現在、学校だけでなく、様々な環境でいま苦痛だと思っている方は、自分の場所をつくるなり、別の場所に行けばいいと思います。

 

 そうすれば、新たな道を描けるかもしれません。

  

 

 

 

逆転の仕事論 堀江貴文著

  会社から出て初めて見える世界がある 。

佐渡島 庸平さんのパートであるが、どれも核心をついた話である。講談社でご活躍されていたのに、そこを出られてまで新しい道を求められた。

 

 私も会社を辞めたが、辞めることの不安よりも、新しい世界で勝負することの期待のほうがはるかに勝ると思ったので、決断した。

 

  初めからすべてがうまくいくとは、まったく思っていないが、このままサラリーマンを続けていくことの、不安のほうがはるかに大きかった。

 

 副業禁止のサラリーマンの場合、よくも悪くも業界や会社の業績に左右される。

 

 これについては、いい部分もたくさんあるので、すべてを否定するわけではないが、これからの時代、何か一本で勝負するほうが、はるかにリスクを伴うため、厳しいと考えた。

 

 毎日、全行動を「決定」する。

 最終的にこれができるようになれば、ゴールに近づいていっているのかなと思います。

 

 社会人で自分で全行動を決定されていらっしゃる方は、ほとんどいないと思います。

 

 自分で意思決定しないことが常態化すると、精神的に負担が大きいです。

 

 自分で決定していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

伝え方が9割 佐々木 圭一著

 伝え方にはシンプルな技術がある。

 

 作者が言いたかったことは、これに集約されます。

 私も日常の生活において、様々な人と言葉を通じて関わっていますが、意外に話の本質が伝わらないことが多いように感じます。

 

 それは、自分のしてほしいことをただ、相手に伝えているからということです。

これでは伝わりにくいです。

 

 これは、会社や仕事にも通じることですが、相手が何を欲しているかを考えながらコミュニケーションをとれないと話が前に進まないことが多いです。

 

 この辺りを意識して、コミュニケーションをとっていけば、自分の考えも通しやすくなるのかなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

仮面社畜のススメ 小玉 歩著 

 会社は、有効利用しましょう。

 

 会社に所属しながら、スキルを磨くことにより、成長しましょう。

 

最終的には、社内で評価されるよりも、社会で評価されるほうが、生き残れる可能性が高くなります。

 

 著者は、会社員でありながら副業で1億円超えたことが会社にばれて、クビになりましたが、全く問題ありません。

 

 個人で年1億も稼げる能力があれば、そもそも会社員をする必要が全くありません。

 

 著者は会社に所属しながら、スキルを磨く方法について、記載しておりますので、気になった点を紹介します。

  

社畜は、仕事を時給換算して給与を欲しがる。

  仮面社畜は、仕事内容にこだわる。

 

 この題目が著者と他者を決定的に分けると思います。

 私もそうなんですが、会社員を長くやっていると、会社のルールに染められ、何のために会社に勤めているのかわからなくなってきます。

 普通に過ごしていると、確実にスキルが落ちていくような、強い不安な感覚が絶えず襲ってきます。

 流石に残業代をもらうために会社に残ったことは、ありませんが、そのような感覚で、過ごしていたのは否めないと思います。

 環境の波にとらわれずに過ごせれば、いいと思いますした。

 

 

 

物事を深堀して考えるということ

 最近、芸人の闇営業について、取りざたされていますが、芸人の方が書かれた本を読んでみました。

 

 読んだのは、又吉 直樹さんの「東京百景」と若林 正恭さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」です。

 

 一言でいうと、読み進めると「暗い」です。

 深い沼にゆっくり嵌っていくような世界です。若林さんの著作については、前作も拝読しましたが、同じような感想を持ちました。

 

 ただ「暗い」だけかというとまったくそんなことはなく、その逆で継続して成果が出ない中で深い考察が感じられまた、ホラー映画にあるような、恐ろしさの表現の中にある一筋の光や悲しみがあるような表現が散りばめられています。

 

  お二人とも私とほぼ同世代の方ですが、若いころに物事に対して、継続して突き詰めて考えてきた結果、つまり深堀して考えるということが、大きな成果に繋がったと思います。

 

 

  

 

 

 

なくてはならない人になる 中谷 彰宏著

 なくてはならない人になりましょう。 経済的に成功するには、自分の希少価値を上げていくしかありません。


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 仕事とは、ひたすら「やり直すこと」だ。

 1回ではうまくいかないのです。

 たいていのことは、やり直しです。

 仕事は、やり直しから始まるのです。

 

 仕事にかかわらず、人は社会経験を積んでいくことにより、経験を積んでいないことに関しても、固定観念がありすぎて、すぐにどうせこうだからという意識に囚われています。

 

 どの業界・業務・物事に関しても、いろいろやってみないとわからない、現況は、すさまじい勢いで変化していくことが本質的に理解できない。わかった気になっています。

 

理解するまで深堀しましょう。

 

意外に本気で取り組んでいる人は、少ないと思うからです。